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zine 「 地球万歳 」入荷

  • sotonoin
  • 2025年7月23日
  • 読了時間: 1分

更新日:2025年7月24日

泖さんのzine 「地球万歳」がオンラインショップに入荷しました。


流暢な文章表現から生み出される情景は、読者が泖さんのその日、その場所、思ったこと、を追体験しているかのような感覚にさせてくれます。


いろいろなことがあるけれどこの地球に生きててよかった、と思える一冊


入荷したばかりなのに在庫少なめです。



 
 

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曇天に花の散りゆく Flowers fall on a overcast

きみが虚ろな目でぼんやり空を見ているとき、 なんと声をかけたらよいだろう。 なんと、声をかけても、仕方がない ような気もした。 そんなことを考えていたら、 目の前を通り過ぎてゆく 黒い電線 烏のはばたき 田園の風景 枯れ草の一本 景色のすべてが静止してしまった。 白と灰色だけの空 その下方に見えた雲。 " なんかあの辺だけ雲が変だね。 " 独り言のようだった。 紙に擦った墨の跡みたいな細長い雲。

 
 
或る日の切れ端 The piece of the day

春は弱火でじっくりと煮詰めているキャラメルのように、しばらくは明るさを残したままで、ゆったり、ゆったりと暮れてゆく。 外靴を脱いで、のそのそと台所へ向かい、水道からその辺のグラスに半分くらいの水を注ぎ、食パンを一切れ皿にのせ、やっと腰を下ろした瞬間に、身体じゅうの疲れが鉢植えの底から溢れ出てきた水のように流れ出す。 (さっきよりも日が暮れてきたなあ。) 食パンを手に取って焼かずにそのまま一囓りする

 
 
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