アンバー amber11 分前読了時間: 1分玉石混交の想い粉々両手で掬って薄い紙の上にさらさら銀のポットから熱いお湯をゆっくりと注いだらほら息をするようにゆっくりと膨らんで香りだす少し苦くてもいいでしょうほら黄昏の海のような色をして
眺望 The hoped sceneryツバメの墓碑の真上に かつてありしは 金々宝飾の像 誰よりも高く 愛を見据えて 何もできずに立ち尽くした 日々の形跡は 今朝も雨に変わり 冬の霜のように 土を覆う この青空の下 白い鳥が群れをなし 鐘の横をすり抜けて あなたが机に向かい ひいた椅子の音 鼻をすすって 纏う外套のナイロンが擦れては すこしして温かい 今日の珈琲は 時計塔の香りがした
ダリアの装い Dahlia's attire朝のコーヒーの香りは 気球のように 時の感覚を運ぶ船 そっと蓋を開いて 遥かなるベストファーストが甦るように 今日 君は ダリアの装い この 天気 この 明るさ この 寒さ どんな一日にしようか