遥かなる朝 A morning that transcends time1 時間前読了時間: 1分朝焼けのピンク山々のグリーンガラスの器に入った青二才とオニオンスープお皿に乗った焼きたてのパン時計の秒針はしゃぐ鳥達の声向かいの席に座っているひとはいないけどたしかに誰かと一緒に朝食をとっているやっぱりいいよ、やっぱり落ち着くそう独りごとを言ってスイッチを押したり、頁をめくったりするときああ、やっぱり君か今日のグリーンも良いグリーンだね
ほろ苦週間 a bittersweet week月曜日は月の下でコーヒーをのむ 火曜日は砂漠でコーヒーをのむ 水曜日は空を眺めながらコーヒーをのむ 木曜日は木陰でコーヒーをのむ 金曜日は花のたくさん咲く場所でコーヒーをのむ 土曜日は街のどこかでコーヒーをのむ 日曜日は眠る こんな甘美な一週間を夢見て 狭い箱の中で忙しなく日々は過ぎてゆく 淹れたてのコーヒーが冷め切ってから 一息つくような時もある must と have toに挟まれて いつのま
雨の日はなにもできない Give up on being busy on rainy days雨の日は 暗く、寒く、 コーヒーの湯気が 天井まで昇ってゆく。 今日は考えるのをやめて、 小さな蛍光灯の下で 音楽でもかけて 静かにしていよう。 15年前のこんな日 黄色いウレタンがはみ出した 冷たい茶色いベンチソファの上で バスが来るのを待っていた。 単三電池のポケットオーディオで聞いていた曲を 久しぶりに聞いてみる。 10年前のこんな日 カーオディオにCDを詰め込んで あてもなく遠出した。 喉
曇天に花の散りゆく Flowers fall on a overcastきみが虚ろな目でぼんやり空を見ているとき、 なんと声をかけたらよいだろう。 なんと、声をかけても、仕方がない ような気もした。 そんなことを考えていたら、 目の前を通り過ぎてゆく 黒い電線 烏のはばたき 田園の風景 枯れ草の一本 景色のすべてが静止してしまった。 白と灰色だけの空 その下方に見えた雲。 " なんかあの辺だけ雲が変だね。 " 指を指した。 独り言のようだった。 紙に擦った墨の跡みたい