真夏の幻日 A sun dog in the middle of summer
- 17 時間前
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ドアを開ける
一歩外へ踏み出すと
蝉の声が猛烈に響く
青い陽炎の中を
ビーチサンダルで歩く
住宅地を抜けて
トウモロコシ畑の中を
途方もなく歩く
水平に流れ続ける
向こうの入道雲を目指して
まだ金色の太陽は高く
トウモロコシの葉は
ビリジアンよりも綺麗だった
ふと自動車が横を通り越し
砂時計をひっくり返して
過去を見た
そこには二人の自分がいた
人生はね
たくさん選べるんだ
君が望めばどれだけでも
でもたった一本しかない
果てしないこの道を
往来する君のように
いくつもあるのに
ひとつしかないアンチノミーなんだ。
