top of page
  • Instagram

ほろ苦週間 a bittersweet week

  • 5月4日
  • 読了時間: 1分

月曜日は月の下でコーヒーをのむ


火曜日は砂漠でコーヒーをのむ


水曜日は空を眺めながらコーヒーをのむ


木曜日は木陰でコーヒーをのむ


金曜日は花のたくさん咲く場所でコーヒーをのむ


土曜日は街のどこかでコーヒーをのむ


日曜日は眠る



こんな甘美な一週間を夢見て


狭い箱の中で忙しなく日々は過ぎてゆく


淹れたてのコーヒーが冷め切ってから


一息つくような時もある



must と have toに挟まれて


いつのまにか身動きがとれなくなって


そんなとき


"且座喫茶" Let's take a little rest.


と、にっこり誘う珈琲の香りには


不思議なものを感じる


そうやって


駅の一角のパン屋さんとかに


吸い込まれるように入っていって


熱々のブラックコーヒーを啜りながら


置いてある新聞を適当に読む


しばらく経ってから店を出て


そのあとは


浦島太郎になったみたいに


あっという間に


一週間終わってしまう












最新記事

すべて表示
虎目石 tiger eye

あの木の実を取ってこいと 誰かが背中を押したけど 大きく手を伸ばして ぼくにはもちろん届かないから ぼくは木から落下して そのまま 落ち続けて 金輪の際にぶつかって 痛みと熱い涙だけが 塩辛く頬をつたい いつまでも泣いてたって 仕方がないから ぼくは 這いつくばって 目の前の道をゆくと これを人は 夢というのか? これを人は 幸運だというのか?

 
 
フローライト Fluorite

昼下がり 真夏の青い空の光 モンシロチョウ 窓辺に腰掛けてひとやすみするプロフェッサー 薄暗い研究室 本棚ごと日焼けして薄黄色い書物たち 煤けて折れ曲がったブラインドに羽虫がとまる 節電だとかなんだとか、阿呆らしい おかげでここは納屋のようだ 土産物 造りの立派な海外製の化粧箱から 花びらのように薄い ラベンダーの練り込まれたホワイトチョコレートを1枚取り出して齧る 窓の外 自転車のベルを鳴らしな

 
 
あたたかい かぜのつよい くもりの日のモノローグ A monologue on a warm, windy, cloudy day

きりっとしていた きみのこころは意外とぐしゃぐしゃ。 誤解されないように 説明的になる人々の立て看板。 そこに神秘はあんま、ない。 話題の尽きない 過呼吸な夜に 昼間あんなに励ましていたぼくが なにいってたのかすら まったく覚えてないだろう。 そうだろう。 きみのあたまのなかのぼくは ずいぶんと理想化されていて 見るに堪えない ほんもののぼくはいま サンドイッチをぼろぼろこぼしながら シャツの袖で

 
 
bottom of page